山口盆地ー青い影 ドローイング展

2014年10月25日ー26日 YICA木町ハウス(山口市)

 

YICA木町ハウス

山口盆地 青い影ー寓話

 

 

 

 

 

 

 

 

五重塔瑠璃影図百景(花)

五重塔瑠璃影図百景(花)部分

 

 

 

 

 

 

 

 

「五重塔瑠璃影図百景(花)」2014年 マット紙に色鉛筆 ドローイング・ユニット 360cm×270cm

このドローイング作品は、プロジェクトの一環として、現代美術家松尾宗慶が継続的に制作しているものです。デジタルカメラで撮影した瑠璃光寺五重塔の写真(カラー)をデジタル処理によりモノクロ写真に還元し、プリントアウトすることで作成したドローイング用シートに青い色鉛筆でぬり絵をしています。この作業を通じて、モノクロの五重塔が鮮やかな青い(瑠璃色の)ドローイング作品として再生します。五重塔を青く塗る行為は、五重塔を青く光り輝かせるインスタレーションのいわば影としての位相をもち、青い影を描くことが青い光へとつながっていくというこのプロジェクトの寓話的な側面を表しています。

「五重塔瑠璃影図百景(花)」は、2011年4月初めに桜の花咲く瑠璃光寺五重塔周辺を散策しながら撮影した軌跡を再構成し、作品全体を俯瞰する視座で構成したドローイング・ユニット作品です。「五重塔瑠璃影図百景」というコンセプトに基づき、「五重塔瑠璃影図百景(雪)」(2015年)、「五重塔瑠璃影図百景(霧)」(2016年)も同一フォーマットによる展示形式を用いています。

五重塔瑠璃影図百景(花)

五重塔瑠璃影図百景(花)

五重塔瑠璃影図百景(花)